須貝会計のミッション

須貝会計
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4歳の売り場から始まる

実家が商売をやっていた関係で、店頭に立っていた。年齢はわずか4歳だった。
いろいろな人達がやってきて、飛ぶようにものが売れた。

Tシャツやアウター、そしてボトムス。

家族や先輩方は、どのような商品が売れているか、目を皿のようにして見ていた。発注のときに、売れ筋を見極めていると、即、売上に役立つからだ。

しかし、幼かった私は、そこには興味が無かった。

私が興味を抱いたのは、お店に集まる人・人・人

色んな人がいる。明るい人、暗い人、話しかけてくる人、一人でぶつぶつ言っている人、人のために買い物をしようとしている人、自分のために買い物をしようとする人・・・

人という生き物に興味を持ったのは、実質的には、そこが始まりだった。
それから、色んな人を観察するのが、私の趣味になる。

小学校時代の野球の勝ち体験

小学校時代には、ますます人を見るのが楽しくなっていた私は、人の個性に着目するようになる。個性と、人それぞれの能力

勉強ができる人、スポーツができる人、人気者と人気が無い人、勉強の中でも算数が得意な人、国語が得意な人、図画工作が得意な人、人を仕切るのが得意な人、アドバイスが得意な人、ボスになりたがる人・・・

そんなとき、スポーツの中でも球技が苦手だった私は、ある日、クラスを2つに分けた野球チームに入る羽目になる。

チーム編成は、なんとなく、クラスの中で自由に決める雰囲気だった。

私は、クラスの人気者チームには入ってなかった(というか、入れてもらえなかった)ので、スポーツが苦手だとか、野球をやったことがないとか、女子とうまく話せないやつとか、勉強が苦手なやつとか、つまり人気者チームに入れない者たちとチームを組んだ

日頃、不器用でなんとなくクラスで疎外感があるものたちのチーム。

相手は、勉強もスポーツもできるチーム。能力も頭も運動神経もかなわない。ついでに言うなら、女子ウケもかなわない。

それでも、私は「いける!」と思った

つまり、
「エラーしても、三振しても、一切非難せず、励ます。打てたり、守備がうまくいったら、一緒に喜ぶ」

これをチームの基本方針にして、雰囲気を良くして、伸び伸び野球をすれば、勝てる
そして、チームメンバーと話すときに、それぞれに相応しい声がけをすれば、きっとうまくいく。やる気をうまく活かせ。
そう思った。

こちらのチームは当然9人以上いるので、野球をやったことがあるものを中心にした。しかし、そもそもスポーツができないけど、底抜けに明るいクラスメイトもいた。そういう場合は、その個性は「明るさ」なので、ベンチで自由に明るく振る舞ってもらった。

結局、相手は、スター軍団。終盤に仲間割れして、こちらが勝てた。
ポテンシャルでいうと、こちらが圧倒的に負けだ。でも、勝てた

そこで得た教訓は、「安心を与えて、個性を活かせば、勝てる」

でも、「個性」って、本当はなんだろうか?

一族の中のポジショニング

大学に入って、壁にあたった。

私の一族には、経営者が多く、そのどれも、営業を得意としていた。
幼いときから、私も経営者の群れに入るのだろうと、漠然と考えていた。それが自然だったのだ。

しかし、一族の皆のような真似は、なんとなくできそうにもない。一族の同世代の中でも、自然と営業を中心にしている者もいたが、そんなことは、私にはできそうもない。

そこで、その経営者たちの悩みを、それとなく聞いて回った。あるいは、彼らのボヤキを記憶していった。

悩みは、人の問題、売上の問題、そしてお金・数字の問題にあることが大まかに分かってきた。

この中で、営業を得意とするものは、売上の問題に真っ先に飛びつくかもしれない。しかし、私はそうでは無かったし、人の問題については、若輩者の私では解決できるはずも無かった。

一族の中で、空白のポジション。それは、「お金・数字の問題」だった。
私は、「お金・数字の問題」を解決する仕事を探し、それが、社長のそばにいる税理士や会計事務所だと、次第に分かってきた(当時の叔父の顧問税理士の存在が大きかった)。

私は、会計業界に入ることにした

成功している社長と成功しない社長がいる事実

会計業界に入って、多種多様な社長に会って分かったのは、成功している社長と成功していない社長が、いることだった。

そして、どの業界でも、勝ち組と負け組がいる。親の地盤があるとか無いとか、関係ない。
2代目が伸ばしている会社もあるし、2代目が親の地盤を壊している場合もある。

何が違うのだろうか

色んな人に聞くと、「社長の能力だ」「社長の器だ」
という答えが帰ってきた。確かにそうなんだろう。曖昧だが。

しかし、能力もあるし、器もでかい(はずの)社長でも、うまく行かない場合が、たくさんあるのは、
どうしてだろう。

私は、答えを見いだせなかった

その後、ベンチャー企業を経て、いよいよ一族の会社に入るわけだが、

その「成功している社長と、していない社長がいる」ことの「答え」を得ていないおかげで、私は、手痛い失敗をすることになる。

実は、この「答え」は、ほとんど全てのビジネスマンに共通する一つの「解」だったのだが、それに気づくのは、独立してからのことである。

独立

一族の会社に入社し、手痛い失敗をして、東京に戻り、独立せざるを得なくなった。

全くの徒手空拳。地盤も無いし、紹介してくれる知人もいない。

学生時代とかの友人がいるのでは?と思うかもしれないが、学生時代の仲間などは、みんなサラリーマンなので、周りに社長がいる環境ではなかったのだ。

それでも、なんとか、少しずつお客さんを増やし、地道に経営をやってきた。企業研修も紹介され、増えてきたのもこの頃だ。

企業研修は、いろいろある。とんでもない無茶振りの企画も多いが、長年行っているうちに、ある特性に気づいた。私は、難しい話を、面白おかしく話すのに、長けているのだ。

また、中には、難しい研修もある。受講生(ビジネスマン)との兼ね合いで、講師が逃げ出してしまい、続行不能な研修だ。

それも、私が担当すると、なぜか落ち着き、長く続く。

「長く成功する社長やビジネスマン」は、何が違うか

企業研修で、多くの受講生(ビジネスマン)とふれあい、時には研修後に相談に乗ったりして、多くの人間を見続けてきた

片方で、中小企業の経営者とも接し、私はある結論に達した。

それは・・・

長く成功する社長・人間は、自らの「強み」を「極限」まで使うということだ。
そして、自らの「弱み」を、はた迷惑なぐらい、使わない。無視している

どういうことか。事例をあげよう。

ある大成功している社長は、自らの強みは、「企画力」と「人の話を聞く力」だと認識していた。その代わり、「細かいことは苦手」過ぎた。

ここで、「人の話を聞く力」というのは、曖昧なので説明しておく。
単に、徳川家康のように、「部下の意見を聞く力」ではない。人の悩みや、価値観を、穏やかに聞く力だ。
特殊な能力だが、ある程度のトレーニングでできる場合もある。とはいえ、これは簡単にはできない。
どっちかというと、共感力に近いだろう。

生き馬の目を抜く厳しい社長業と、共感力は、相反するものに聞こえるかもしれない。

しかし、彼の中では共存している。そして、それが武器になっているので、彼の「企画力」は、味方が取り上げてくれる。結果的に、世の中に出る機会が多くなり、収益に結びつきやすい

同時に、「細かいことを苦手すぎる」ことで、周りに迷惑をかけることもある。
細かいことが苦手だと、秘書を雇うとかスタッフを配置すればいいのでは、と思うかもしれない。

しかし、それでもカバーしきれないぐらい、迷惑をかける。大企業とは違い、起業家は、マネージャーでありながらプレイヤーでもあるからだ。

ところが、彼の良いところは、そこのカバーにお金をかけて対応しているところだ。

社長という人種は、「細かいところは、部下がやれば良い」と思っている人も少なくない。が、迷惑をかけられる方は、どんどんモチベーションが下げる。

「周りに迷惑を掛ける」ことを、予算で計数化し、戦略的に補っているのが、彼の良いところだ。

もう一例をあげよう。
ある社長は、ともかく調整力が高い。

どんなプロジェクトでも、仕事でも、彼が間に入れば、齟齬がなくなり、うまくいく。
本人は、そういう仕事の仕方が大好きで、決して、表に出てこない。一見すると、裏方である。

しかし、人を見る目と合理的な判断で、収益性をバシバシ高めていく。
あまりの適格さと、でしゃばらないところに、周りがどんどん心服していく。

本人が自分を知っているからこそ、できる経営である。
昔からあるリーダー像は、「引っ張っていく」ことであるが、彼は無理にはやらないいつのまにか、収益を上げている

須貝会計の目指すもの

先に上げた社長たちのように、須貝会計の主宰である私にも、強み・弱みがある。

強みは、
・対人コミュニケーション力
・数字と名がつくものは、全て
・難しいものを、面白く伝える話術

である。

そこで、私たちの須貝会計は、

・長く成功する社長のストレングス(強み)コーチング・コンサルティング
・そして、社長の報酬のアップ
・合法的で税務調査に耐えうる節税対策

を、ミッションにして活動している。

「長く成功」してもらうので、個人の副業などの個人確定申告は、受けていない。

また、「社長」にフォーカスして、コーチングやコンサルティングを行っている「時間が大切」なので、同じく、個人の確定申告のような作業が過大な業務は、受けていない。

そして、ここで告白するが、私には、大きな弱みがある。
それは、雑務が苦手なことだ。

約10年前に、過労で頭部に疾患を起こし、ICUに入院してから、更に雑務が苦手になった。

スタッフになんとかやってもらっているが、所長がこれでは、事務所の雰囲気として、雑務に重きを置く雰囲気にはならない。

よって、毎月の顧問契約でも、会計ソフトの入力は、極力控え、クライアントの協力のもと、自動入力か、クライアント先で入力してもらい、こちらでは、本質的な会計事務所の仕事=「クライアントに売上を上げてもらい、節税をする」のみにフォーカスしている。

もし、興味があったら、弊社に問い合わせをしていただきたい。
折返し、弊社の主張する「社長のストレングス・コーチング」をご案内させていただく。

お問い合わせはこちらから

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